節約志向高まる22年秋、年末商戦を勝ち抜く、総菜売場提案!

解説:KTMプラニングR/代表:海蔵寺りかこ
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2022年の秋~冬は食品の値上げラッシュが予想され、消費者の節約志向が顕在化しそうだ。それでも、食品スーパー(SM)の総菜部門にとっては、“旬の素材”を使った商品を開発し、新たな市場を開拓するチャンスも広がっている。年末商戦を含め、ポイントを解説していきたい。

22年秋~冬はヒトの移動が活発に

 まず、21年秋~冬を振り返っていこう(図表❶)。10月末にコロナ感染拡大防止のための経過措置期間が終了後、年末までは比較的落ち着いた期間であったと言える。コロナの飲み薬承認、ワクチン3回目接種も開始し、22年はいよいよ「アフターコロナの時代」になるかという期待感も高まっていた。天候面では10月の残暑は厳しかったものの、11~12月はやや気温高めの中でも確実に冬らしさが進んでいた。

図表❶2021年の主な出来事と2022年の予見(10~12月)

 その状況に水を差したのは「食品値上げラッシュ」だ。8月下旬から徐々に値上げが増え始め、10月に一気に拡大し、家計を圧迫した。また、コロナ感染が落ち着いたことで外出機会が拡大、巣ごもり消費に支えられた食品スーパーは生鮮を中心とした前年割れが顕著となった。

 では22年秋~冬はどうなるであろうか。食品の値上げは拡大し続けており、9~10月にも大幅な値上げラッシュが控えている。とくに10月は最低賃金の引き上げが予定されていて、中小企業にも社会保険適用が拡大されるなどコスト増につながる与件も多い。冬場の電力供給不足も予想され、家計にとっては厳しさが増しそうだ。

 一方、旧盆期は感染が拡大しながらも帰省、旅行は増えたことから、年末年始も同様の傾向を想定していいだろう。消費者はよりいっそうのメリハリ消費をするとみられ、シビアな買い分けにいかに対応するかがポイントとなる。総菜部門としては、“ハレ”と“ケ”の日の品揃えにメリハリをつけつつ、旧盆の動向分析を年末年始に生かしたい。

節約基調では“旬”を“主食”に入れ込もう

 21年も10月前半まで残暑が続いたことを考えると、

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