2022年、精肉部門年末商戦の戦い方を精肉コンサルが徹底解説!

解説:フードサポート研究所:馬渕靖幸
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「ハレの日」である年末年始はふだんより贅沢し、ランクの高い上質な商品を買いたいものだ。精肉部門であれば銘柄肉や希少部位などを購入する人も多いだろう。しかしこうした商品を手に取ってもらうためには、ふだんから商品の価格に見合った価値を創出できていることが前提となる。本稿では、今から年末商戦に向けて準備しておくべき商品づくりの見直しや価値提供の手法を解説する。

節約とは「価格と価値を見極めること」

 ここ最近、度重なる原価高騰によるさまざまな商品の値上げが相次ぎ、「節約」の2文字がメディアに登場しない日はないといっても過言ではないほど取り上げられている。とくに日頃の生活を支える食品において、その影響は小さくない。

 節約をふだんの食生活の中で冷静に考えてみれば、単に食用油など単品ごとの値上がりのインパクトに対して、購入頻度や使用量を減らすなどの生活防衛ももちろんだが、購入する店舗や商品の価値判断を含め、「ふだんの食生活を再度一から見直すこと」が節約の根幹であると解釈できる。見直すとは、「単品の価値=品質/価格」の式に当てはめて購入する商品を吟味し直すことにほかならない。この視点から精肉部門の運営や商品づくりを見つめ直してみれば、まだまだ努力できることは多いはずだ。

 たとえば「挽肉」「切り落とし」など、精肉部門の基本的な商品づくりを振り返ってみよう。これらは精肉部門で購入頻度が高く、家庭でのメニューに出現する割合が高い商品である。日常的に食される商品であるからこそ、商品づくりの基本が忠実に実行できているかが問われることになる。

 今のうちに商品づくりを見直すことで、11月29日の「いい肉の日」から始まる年末年始の重点販売企画につなげることができる。現在品揃えしているすべてのアイテムを、われわれ提供する側の立場で吟味し直す必要がある。

混合比率や原価を考慮した商品設計を

 挽肉や切り落とし商品は、販売量の観点でも精肉部門でのナンバーワンアイテムだ。繰り

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