超インフレ下のキーワード、躍進「ダラーストア」、新たな消費行動「トレードダウン」とは

松岡 由希子 (フリーランスライター)
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ダラーストア

 ダラーストアとは、日用雑貨や食品、文具といった幅広いカテゴリーの商品を均一価格で廉価販売する米国の小売業態で、日本の「100円ショップ」に相当する。元来、価格は1ドル均一で設定されていたが、インフレに合わせて値上げされ、この業態のチェーンストアで唯一1ドルの価格を維持していたダラー・ツリー(Dollar Tree)も2021年11月、均一価格を1ドル25セント(175円:1ドル=140円で換算)へ正式に値上げした。

ダラーストアの店内
日用雑貨や食品など、幅広い商品を均一価格で販売する米国のダラーストアの店内

 インフレが依然として高い水準で続く米国では消費者の節約志向が高まり、ダラーストアの需要が拡大している。米市場調査会社ニューメレイター(Numerator)が米国消費者1万人以上を対象に2022年6月の購買データと消費者心理を分析した調査結果によると、ダラーストアでは客数が対前年同月比4%増、客単価が同9%増と好調で、売上高は同14%増の2ケタ伸長となった。所得階層別では、年収8万ドル(1120万円)超の高所得者層でダラー・ストアへの支出が

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記事執筆者

松岡 由希子 / フリーランスライター

米国MBA 取得後、スタートアップの支援や経営戦略の立案などの実務経験を経て、2008年、ジャーナリストに転身。食を取り巻く技術革新や次世代ビジネスの動向をグローバルな視点で追う。

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