• x
  • facebook
  • rss
会員のご案内
会員のご案内

トップ » 海外 » アマゾンの記事 » 世界最大級の広告出稿主にして、電通の倍以上の広告売上を誇る小売企業とは？

世界最大級の広告出稿主にして、電通の倍以上の広告売上を誇る小売企業とは？

2021/11/03 05:50
鈴木 敏仁
このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

アマゾンの看板
広告の売り買い両方を大規模に行っているという点もアマゾンという企業の特徴だ

　広告メディアの『アドエイジ』誌が、昨年度の広告支出のグローバル1位はP&Gで、前年度1位だったアマゾン（Amazon.com）が2位へとランクを落としたと報じた。P&Gは7％増の115億ドル、アマゾンは1％減の109億ドル、と試算されている。

　P&Gは世界有数の広告バイヤーで長らくトップにいて、私もそういう認識でいたので、一昨年にアマゾンが1位だったということを知って軽く驚いたのであった。P&Gはマーケティング企業である、だから世界でも最も広告に支出しているのだという思い込みがあったのだが、なんとアマゾンがそれに匹敵する存在になっているということに気づいて、アマゾンという企業のなんたるかをまた考えてしまったのである。

広告売上高は電通の2倍超

　アマゾンは決算書で事業別の売上高を公開している。“その他”という項目があり、注釈では広告およびその他のサービスとなっていて、その規模からほぼこれが広告売上高だろうとみられている。昨年度は

続きを読むには…

この記事はDCSオンライン＋会員限定です。
会員登録後、DCSオンライン＋を契約いただくと読むことができます。

DCSオンライン＋とは？

DCSオンライン＋会員の方はログインしてから閲覧ください。

記事執筆者

鈴木 敏仁 /

在米40年、現在はロサンゼルス在住。小売業界ジャーナリスト。年間訪問店数はのべ600店舗超、現場検証に基づいた分析をモットーとする。

著書

『ソリューションを売れ！』（ニューフォーマット研究所）
『誰も書かなかったウォルマートの流通革命』（商業界）
『アマゾンVSウォルマート ネットの巨人とリアルの王者が描く小売の未来』(ダイヤモンド社)

 

詳細プロフィール ＞
前の記事
ターゲットの外観 EC売上約200％増！「店舗主体」で成長するターゲットのEC事業
次の記事
クローガーのDTCブランド「ホームシェフ」 ホームシェフ10億ドル超えにワービーパーカー100店突破！米D2C業界の新局面とは
鈴木敏仁のアメリカントレンド の新着記事

アマゾンの記事ランキング

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

1兆円の予測も!? 「クッキングロボット」の可能性とは

EC、ディスカウンターが勇躍!　米国小売業販売額ランキングを発表＆分析

既存店好調、EC事業はついに黒字化へ…… ウォルマートの最新戦略を解説

業績冴えない米ターゲット、不調を招く「陳腐化」と「顧客離れ」とは

無人店舗が性善説で成り立つ!?　中西部に見た米国小売の“別世界”

アメリカ小売業ランキングトップ10!　環境激変下での各社の業績＆成長戦略とは？

売上高“ウォルマート超え”に現実味　BtoB事業中心に増大するアマゾン経済圏

膨張続ける米ネットスーパー市場　商品政策からデジタル活用まで“独自化”が進行！

アマゾンがねらう“低価格帯の覇権”　新EC「アマゾン・ホール」を世界に拡大

米国の年末商戦で伸びたAI商品検索、2025年は？

本格普及期へ！NRF2025で見えた「リテールメディア」の５つの最新潮流

サイバーエージェントが語るDCSオンライン活用の成果とは

「リテールメディアは広告事業ではない」とフェズが考える理由とは

「リワード提供型」のリテールメディアAdCoinzとは何か？小売のメリットは？

新たな収益源、ファミマ、セブンなどコンビニ大手のリテールメディア戦略とは

© 2025 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態