米メーシーズ、通期予想を上方修正 ワクチン普及で来店客が増加

ロイター
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米メ―シーズのゴロ
米百貨店大手メーシーズは18日、今年度通期の売上高と収益予想を上方修正した。新型コロナウイルスワクチンの迅速な普及により来店客の増加を見込む。ニューヨークで2015年11月撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

[18日 ロイター] – 米百貨店大手メーシーズは18日、今年度通期の売上高と収益予想を上方修正した。新型コロナウイルスワクチンの迅速な普及により来店客の増加を見込む。

通年の調整後1株当たり利益予想は1.71─2.12ドル。従来予想は0.40─0.90ドルだった。

売上高は217億3000万─222億3000万ドルを見込む。従来予想の197億5000万─207億5000万ドルから大幅に引き上げた。

ジェネット最高経営責任者(CEO)は「これは短期的な増加とは考えていない。繰り延べ需要がある」と指摘。1年以上にわたって自粛生活を強いられてきた人々が、気候が温かくなりワクチン接種が容易になるにつれ、外出や支出拡大に前向きになる、と語った。

また景気刺激策として現金が支給されたことで、香水や高級宝飾品、フォーマルウエアなど高額商品の購入意欲も増加しているという。

ただ、観光客の消費回復には慎重姿勢を示した。メーシーズと傘下の百貨店「ブルーミングデールズ」の売り上げの4%を占める観光客向けの売り上げは、来年まで回復が見込めないとした。

リフィニティブIBESのデータによると、同社の第1・四半期(4月まで)の調整後1株当たり利益は0.39ドル。市場予想は0.41ドルの損失だった。これを好感して株価は約2%上昇した。

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