J&J、米でベビーパウダー自主回収 FDAがアスベスト検出

ロイター
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J&Jのベビーパウダー
18日、米医薬品・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、米国でベビーパウダー約3万3000個をリコール(自主回収)すると発表した。写真はJ&Jのベビーパウダー。2016年2月撮影(2019年 ロイター/Shannon Stapleton)

[18日 ロイター] – 米医薬品・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は18日、米国でベビーパウダー約3万3000個をリコール(自主回収)すると発表した。

米食品医薬品局(FDA)の検査で、オンラインで販売されたベビーパウダーから微量のアスベストが検出されたことを受けた措置。

アスベスト混入の可能性から、J&Jがベビーパウダーを自主回収するのは今回が初。また、同社のベビーパウダーからアスベストが検出されたと米規制当局が発表するのも初めて。

J&Jによると、今回自主回収の対象は2018年に米国内に出荷された1ロットの商品のみという。

同社は生産記録を精査し、出荷された場所の特定などの調査に着手したことを明らかにした上で、FDAが1カ月前に実施した検査からはアスベストは検出されていないとも強調した。

J&Jの株価は5%強下落した。

ベビーパウダーに発がん性のあるアスベストが混入していた可能性を巡り、J&Jは1万5000件の訴訟に直面している。

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