週刊コンビニニュース ミニストップ、「パートナーシップ契約」の運用を開始

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1週間のコンビニエンスストア(CVS)に関するニュースをまとめた週刊コンビニニュース。ミニストップは、これまでの加盟店と本部のフランチャイズ契約の内容を抜本的に見直した「パートナーシップ契約」の運用を9月1日から開始する。「パートナーシップ契約」への切り替えは2021年度中に約140店舗を予定、9月度の移行店舗は80店舗となる。新契約では、これまでの「ロイヤルティモデル」から「事業利益配分モデル」に変更。店舗運営のために必要であると契約上定められた経費を事業経費として計上し、売上総利益から事業経費を差し引いた事業利益を加盟店と本部が分け合うことになる。(8月24日〜30日のニュースをまとめました)。

ミニストップ

セブン-イレブン
焼き菓子の“フィナンシェ”

 8月24日、セブン&アイグループはPB「セブンプレミアムゴールド」から、焼き菓子の「セブンプレミアムゴールド フィナンシェ」(税抜158円)を発売、セブン-イレブンの西東京エリアより順次販売を開始する。今回の“フィナンシェ”は、ゆっくりと空気を含ませながら生地を混ぜ、時間をかけて焼き上げることで、外側はサクッと、内側はふわっとした食感を楽しめるようにした。また、発酵バターと焦がしバターの2種類のバターと3種類のアーモンドを使用。さらにキビ砂糖を一部使用し、コクのある甘みを引き出した。

ファミリーマート①
人気の炭酸飲料とコラボした「ライフガード ゼリードリンク」
「JALマイレージバンク」から「ファミペイ」への交換サービス

 ファミリーマートは、チェリオジャパンが販売する人気の炭酸飲料「ライフガード」とコラボレーションした「ライフガード ゼリードリンク」(税込198円)を、8月24日に発売した。カップ飲料で再現したゼリードリンクで、はちみつとローヤルゼリーを配合。付属のシュワシュワの素とパチパチの素をカップに入れてかき混ぜると泡がたち、刺激的なパチパチ食感を楽しめる。

 また同社は9月1日から、スマホ決済機能付きアプリ「ファミペイ」に、FamiPay残高のチャージができる「FamiPayギフト」サービスと、JALのマイレージサービス「JALマイレージバンク」から「FamiPayギフト」やプリペイドカードに交換できるサービスを開始する。交換内容は、1万マイルが、①FamiPayギフト1万500円相当、②ファミリーマート専用プリペイドカード1万円相当。また、JALマイルをFamiPayギフトに交換すると、さらに500円相当を贈呈するキャンペーンも9月30日まで実施する。

ファミリーマート②
「47都道府県、日本全国の新米をお届け」企画を展開
「懐かしの看板商品復活祭」を開催

 JA全農との協業の一環としてファミリーマートは、「47都道府県、日本全国の新米をお届け」企画の展開を始めた。JA全農が持つ「全国の産地ネットワーク」と、ファミリーマートが持つ「ギフト向け販売ネットワーク」を結びつけた新米ギフトサービスで、全47銘柄各5㎏の申し込みを、8月28日から10月31日の間全国の店舗で受け付ける。

 また同社は、8月31日から9月20日まで、全国の店舗で「懐かしの看板商品復活祭」を開催する。ファミリーマート、am/pm、サークルK、サンクスが1980年代から2010年ごろまでに発売した商品のなかから、話題となったヒット商品やロングセラー商品となった弁当、おむすび、デザート、調理パンなど全10商品を復活発売する。

ローソン①
コメ3トンをフードバンクに寄付
<東北地区>盛岡農業高校と共同開発したベーカリー2品

 ローソンは直営店の有料レジ袋の収益金の一部を活用し、コメ約3トンを全国フードバンク推進協議会へ寄付する。同会は8月24日から順次、支援を必要とする家庭1,470世帯に1袋(2㎏)ずつ届けていく。提供するコメは、ローソンのおにぎりのブランド「おにぎり屋」で使用している原料米。

 また同社は8月24日、岩手県立盛岡農業高校の生徒たちと共同開発した「盛農メロンパン~岩手県産山ぶどうのジャム&ミルクホイップ~」(税込150円)と「盛農コッペパン~ヨーグルトクリーム&ミルクホイップ~」(同135円)を、東北エリアの店舗で発売した。同校の生徒たちとのベーカリーの共同開発は今年で5年目。商品パッケージのデザイン案も生徒たちが作成した。

ローソン②
3度目の「新型コロナウイルス対策等の活動支援募金」
<中部地区>富山県の地元メーカーの牛乳を使ったデザート・ベーカリー

 ローソンは8月26日から9月30日までの期間、医療活動支援のための「新型コロナウイルス対策等の活動支援募金」を実施し、日本赤十字社などの活動支援のために寄付する。2020年4月~5月、今年1月~2月に続く3度目の実施で、これまでの募金総額は約1億512万円に達する。

 また同社は8月31日、中部地区の約1,600店舗で、富山県内で親しまれている地元の乳業メーカー・とやまアルペン乳業が製造する牛乳「とやまの牛乳」とコーヒー牛乳「カウヒー」を使用したデザート・ベーカリー計6品を発売する。「とやまの牛乳」を使用したデザートやベーカリーはこれまで7品で、30代から40代の男性と40代の女性を中心に支持された。

ミニストップ
「ソフトクリームみたいなパン」
累計60万食販売の人気シリーズ第9弾

 ミニストップは、看板商品の「ソフトクリームバニラ」をイメージして、見た目や味にこだわった「ソフトクリームみたいなパン」(税込127円)を、8月24日に発売した。「のむソフトクリームバニラ」「ソフトクリームみたいなプリン」に続く新商品で、ふんわりとした白いパン生地に、北海道産生クリームと練乳を使用したホイップクリームを絞り、ミニストップの「ソフトクリームバニラ」を表現した。

また同社は「駅弁風弁当」の第9弾として,「駅弁風 味噌ヒレかつ弁当」(税込599円)と「駅弁風 あなごめし」(同599円)の2品を8月24日に同時発売した。「駅弁風弁当」は今年から毎月発売し、累計販売数60万食を超える人気のシリーズ。

記事執筆者

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

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