外食産業、8年連続で市場規模拡大も、コロナ直撃で寡占化率は減少へ
2019年の外食市場規模は対前年比1.3%増の16兆7335億円で、8年連続で拡大中だ。しかしながら20年2月頃から新型コロナウイルス(コロナ)感染拡大が業績を直撃。決算期、業態によって売上高が大きく落ち込んだ企業もあり、上位10社の市場占有率は縮小している。
上位10社中増収は6社
「令和元年外食産業市場規模推計」をもとに算出した2019年度(1~12月)の外食市場規模は同1.3%増の16兆7335億円。しかしコロナ感染拡大の影響が大きく響いた企業もあることから、上位10社の市場占有率は前年より0.19ポイント(pt)減の15.24ptとなっている。
市場の内訳を見ると、「飲食店」の市場規模は14兆5441億円と同1.7%増加した。そのうち増加幅が大きかったのは、ハンバーガーチェーンを含む「その他の飲食店」で同4.9%増となっている。一方、「喫茶店・居酒屋等」の市場規模も同0.8%増の2兆1894億円と拡大。「喫茶店」が同1.2%増、「居酒屋・ビアホール等」が同0.4%増とともに増加した。
外食市場で長年首位を維持しているのは、
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