リニューアルで売場拡大&アイテムも拡充!「いなげや川崎中野島店」の総菜をレポート!
いなげや(東京都/本杉吉員社長)は4月9日、神奈川県川崎市に「いなげや川崎中野島店」(以下、川崎中野島店)をオープンした。旧店舗のスクラップ&ビルドによりリニューアルした同店は、売場面積を1.5倍に拡大し、とくに生鮮と総菜を強化している。本稿では総菜にフォーカスし、同店の商品政策(MD)をレポートする。

生鮮、総菜強化で30〜40代子育て世代を取り込む
いなげやが今回リニューアルした中野島店は、JR南武線「中野島」駅から約800mの場所にある。幹線道路である府中街道の交差点に面しており、クルマで来店しやすい立地となっている。
周辺は小学校、中学校、高校などがあり、ヤングファミリー層が多いのが特徴である。同店ではこの主力層の来店頻度を高め、支持の拡大につなげる考えだ。
川崎中野島店ではリニューアルに際して、売場面積を旧店舗の約1.5倍である約472坪に拡大した。これに伴って、総菜の商品数は旧店舗から51増の、全293アイテムとなった。厚焼き玉子をはじめとした「熱厚(あつあつ)鉄板メニュー」の商品など、インストア加工の総菜の品揃えを重点的に強化している。
改装によって新設した「鮮魚鮨」
改装で新たに導入したのが、鮮魚部門が店内で製造する「鮮魚鮨」だ。オープン日は、チラシに掲載していた「生本まぐろ尽くし(27貫)」(3000円:税抜価格、以下同)を目玉商品として販売。そのほか、「オープン記念にぎり」(1000円)、「お魚屋さんの鮨 海宝(10貫)」(1000円)などをラインアップしていた。


