電通グループ、今期237億円の最終赤字予想 海外の構造改革費用響く

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12月7日、電通グループは、これまで未定としていた2020年12月期の連結業績予想(国際会計基準)を発表し、純損益予想を237億円の赤字(前期は808億円の赤字)とした。写真は2012年7月、都内で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 7日 ロイター] – 電通グループは7日、これまで未定としていた2020年12月期の連結業績予想(国際会計基準)を発表し、純損益予想を237億円の赤字(前期は808億円の赤字)とした。海外事業での構造改革費用の計上が響く。同社は、新型コロナウイルスの影響で予想数値の算出が困難になったとして5月27日に業績予想を取り下げていた。

売上高(収益)は9287億円(前期は1兆0478億円)、営業損益は114億円の赤字(同33億円の赤字)を予想。

海外事業では、各地域の法規制などをクリアする前提で全従業員の12.5%を削減するなどの事業統合を進める。20─23年度に同事業の構造改革費用約876億円の計上を想定しており、このうち20年度に約561億円を計上するという。

国内事業でも20年度に早期退職プログラムを実施。21年度にもその他の具体的な背策を決定・実行する予定としている。

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