外食売上高、19年は1.9%増で5年連続のプラスに、消費増税後は失速

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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忘年会イメージ
昨年の忘年会シーズンには、「忘年会スルー」も話題に

 日本フードサービス協会が発表した2019年の外食売上高(全店ベース)は、前年比1.9%増となり、5年連続で前年実績を上回った。7月の長雨や10月の台風上陸などの影響はあったものの、好調なファーストフードが全体をけん引した。店舗数は前年比横ばい、客数は0.2%増、客単価は1.7%増だった。

 業態別の売上高は、洋食を中心に宅配やテイクアウトが伸びた「ファーストフード」が3.4%増と4年連続のプラス。「ファミリーレストラン」(0.3%増)、「ディナーレストラン」(1.5%増)、「喫茶」(2.6%増)はいずれも8年連続で前年を上回った。一方、「パブレストラン/居酒屋」は1.1%減と11年連続して前年を下回った。

 10月の消費増税後は売り上げの伸びが失速した。10〜12月期の全体の売上高は前年同期比0.4%の微増。「ファーストフード」(2.8%増)と「ディナーレストラン」(0.1%増)、「喫茶」(1.4%増)はプラスだったが、「ファミリーレストラン」は1.7%減、「パブレストラン/居酒屋」は4.3%減と落ち込んだ。

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