海外からも注目される!ららぽーと福岡の「突き抜けた体験価値」とは
三井不動産(東京都/菰田正信社長)が開発するリージョナルショッピングセンター(SC)「三井ショッピングパーク ららぽーと」は、その空間開発や売場編集力の高さから、常に業界関係者の注目を集める存在だ。なかでも2022年4月25日にオープンした「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」(福岡県福岡市:以下、ららぽーと福岡)は、突き抜けた施設開発で訪れる人にほかにはない体験価値を提供している。
屋上の陸上トラックで中学校の部活動も
「ららぽーと福岡」は、福岡空港から南へ約3kmの福岡市青果市場跡地にオープンした複合商業施設だ。三井不動産の大型商業施設が九州で開業するのは初となる。施設構造は地上5階・地下1階建てで、約7万3100㎡に及ぶ店舗面積に、約220店のテナントを誘致した。
施設コンセプトは「出会い×体験の広場~“ふれあい”と“つながり”のまちへ~」。買物を軸としながら飲食やエンターテインメント、スポーツなど、さまざまな体験をワンストップで楽しめる施設を追求している。
最大の特徴は、1~5階の全フロア、屋内外の計9カ所に「パーク」を設置している点だ。幅広い世代の人々が集まり、人と人との出会いやふれあいを生みだす空間と位置づけている。なかでも1階と2階の2フロアから成り、約4000㎡の広場を中心にステージや遊具を揃える「オーバルパーク」は同施設の“顔”だ。地域の人々を広く迎え入れる空間をめざし、地域のイベントなどを開催する。
屋上に広がる「スポーツパーク」には、200mの陸上トラックやバスケットコートなどが設置され、地域のスポーツ拠点として地元の中学校の部活動でも利用されている。
そのほか屋内では情報発信や多彩なイベントを開催する吹き抜け空間「メディアパーク」や子供の遊び場「キッズパーク」などを設けている。
“コンテンツ力”を重視したテナント誘致
コロナ禍でEC化が進むなか、商業施設にはわざわざ訪れたくなる価値が今まで以上に求められている。そうしたなか三井不動産
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