週刊スーパーマーケットニュース サミット、小売業向けワーク用スニーカー開発に協力
アオキスーパー
「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定
一部の顧客からの暴言や理不尽な要求などカスタマーハラスメントが社会問題化し、同社においても該当する事例が確認されていることから、「定義」と「対応」を盛り込んだ「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定。該当する行為があった場合、方針に沿って毅然と行動し、組織的に対応していく。
「対応」については、
- ①発生時の対応体制の構築
- ②知識および対処方法の研修実施
- ③相談窓口の設置
- ④被害にあった従業員のフォロー体制の構築
- ⑤警察や弁護士など外部専門家との連携
の5つで構成した。
バローグループ
<中部フーズ>カレーパン専門店の1号店をオープン
新業態の「カレーパンの店 ガラムとマサラmozoワンダーシティ店」1号店を7月26日にオープン。イオンモールmozoワンダーシティ店(名古屋市西区)1階の専門店街食物販エリアに出店し、38種のスパイスをブレンドしたカレールゥをベースに、バラエティに富んだカレーパンを取り揃える。
- 所在地……名古屋市西区二方町400
- 店舗面積…9坪弱
- 営業時間…10時~21時
オークワ
「西大和店」をオープン
7月26日、奈良県下で33店舗目となる「西大和店」をオープン。果物コーナーでは、販売する果物を使用したフルーツタルトやフルーツ大福なども取り揃え、惣菜売場では7種の原料から抽出した「七種だし」を使用した和惣菜を用意。また、店内で加工したローストビーフを使用した肉寿司、フィッシュデリ、おすすめスイーツ「オークワスイーツ部」や和菓子の「ちょっとお茶しよ菓」などを展開し、競合店との差別化を図っていく。
- 所在地……奈良県河合町中山台2-7-1
- 売場面積…623坪
- 年商予定…21億円
- 営業時間…9時~22時
- 駐車台数…313台(共有)
- 従業員数…社員14名、パート・アルバイト50名(8時間換算)
大黒天物産
<本決算>2ケタ増収・利益倍増
2024年5月期決算(連結2023年6月1日~2024年5月31日)は、売上高が前期比11.5%増の2700億円、営業利益が同107.9%増の93億円、経常利益が同97.0%増の95億円、当期純利益は同102.4%増の63億円で着地。2ケタ増収・大幅増益を達成した。
連結会計年度は、「魅力ある店づくり6項目」(価格・品質・売場・活気・環境整備・接客)の徹底をスローガンに、顧客に支持される取り組みを推進。
ESLP(エブリディ・セーム・ロープライス)による地域最安値価格を目指したほか、自社開発商品の中身を徹底的に分析し、改良を重ねた「高品質・低価格」な商品「D-PRIDE」を前面に押し出した展開、自社物流の構築による物流コストの削減、産地からの最短定温物流による生鮮食品の鮮度向上の推進などが、2ケタ増収・大幅増益に寄与した。
また、成長戦略として、高速多店舗化出店を掲げる大黒天物産は、連結会計年度、11店舗を出店し、既存店活性化のため6店舗で改装を実施。店舗数の増加によって、中国・関西の両センターの稼働率が高まり、コスト削減も進んだ。
通期の連結業績については、売上高で同8.3%増の2924億円、営業利益で同12.3%増の105億円、経常利益で同12.1%増の107億円と、増収・2ケタ増益を見込んだ。
リテールパートナーズ
水平リサイクルで「エコストア共同宣言」
7月10日、エフピコ(広島県福山市)と「エコストア共同宣言」を行った。店頭で回収した使用済み食品トレーを新たな食品トレーに生まれ変わらせる「トレーtoトレー」、使用済みペットボトルを新たな透明容器に生まれ変わらせる「ボトルto透明容器」の水平リサイクルを推進するため、協働を開始する。
<第1四半期決算>増収も営業減益
2025年2月期第1四半期決算(連結3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比7.5%増の650億円となったが、営業利益で同10.7%減の15億円、経常利益で同1.2%減の19億円と減益となった。
第1四半期は、2025年2月期を初年度とする第3次中期経営計画に沿って、収益体質とグループ経営のさらなる強化に向け、組織と経営の改革を推進。「既存事業の強化・新ニーズへの対応」「経営インフラの整備・高度化」「ステークホルダーとの関係強化」の3つを基本方針に掲げた。
スーパーマーケット事業の営業収益は同7.5%増の648億円、営業利益は同9.3%減の16億円。ハツトリーを取得して連結子会社化したことで増収となったが、キャッシュレス決済の利用率の上昇に伴う決済手数料の増加や物流費の増加、賃上げによる人件費の増加などの営業費用が膨らみ、減益につながった。連結ベースでは、営業総利益が9億5100万円増となったが、販管費がそれを上回る11億4300万円増となり、営業利益は前年同期に比べて1億9100万円減少した。
なお、通期の連結業績については、営業収益で同3.8%増の2618億円、営業利益で同5.3%増の71億円、経常利益で同6.1%増の82億円を見込み、増収増益を予想した。
マルヨシセンター
<第1四半期決算>営業・経常とも2ケタ減益
2025年2月期第1四半期決算(連結3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比1.1%増の98億6100万円、営業利益が同26.3%減の9200万円、経常利益は同23.5%減の9100万円となった。
第1四半期は、前期に引き続き「マルヨシクオリティー」の追求を方針とし、顧客満足が得られる売場づくりをさらに強化するとともに、接客サービスの向上を目指し、マニュアルにとらわれない「お客様中心」のサービス構築を図った。
「マルヨシクオリティー」の実現については、「味Gメン」による味と品質チェックを継続して実施。顧客が「必要な時に」「必要なものが」「必要な数量」揃った売場を目指して、時間帯別の売場管理の徹底にも努めた。
今年6月からは、イズミとの仕入、物流、システム統合を本格稼働させ、仕入原価の低減、効率化によるコスト削減、物流体制の整備を実現し、利益拡大を図るとともに、顧客へのサービス品質を高めていく。
第1四半期は、前年同期と比較して売上総利益で6200万円、営業総利益で1億円増やしたが、販管費が1億3300万円増となり、営業利益を3300万円減らした。