調剤が強いスギ薬局が、生鮮食品を導入する店を増やしていく理由

2019/11/08 05:30
ダイヤモンド・チェーンストア編集部

生鮮食品の導入店拡大へ

スギ薬局生鮮食品売り場
生鮮食品と総菜の販売については、商圏のニーズを見ながら、拡大していく方針だ

──もう一方の売上の柱である、物販についてもうかがいます。中でも、食品部門の商品政策(MD)については、どのように考えていますか。

杉浦「 健康と利便性」が、キーになるものと見ています。当社はDgSなので、健康を差別化の武器にして、「スギ薬局らしさ」を打ち出していきます。店頭MDは発展途上ですが、来店したお客さまに関心を持っていただけるように、食品の健康効果の訴求について、陳列やPOPなどで、いろいろと工夫しています。食品メーカー様からも、健康に資する付加価値を持った商品の販売力については評価をいただいています。

──一部の店舗では、実験的にコンセッショナリー形式で生鮮食品や総菜も販売しています。ワンストップショッピングの利便性を追求するのが目的ですか?

杉浦 そうです。「歌島店」(大阪府)で生鮮食品を取り扱ってみたところ、売上が伸長したため、現在では生鮮食品の取り扱いを3店舗に増やしています。「高石駅前店」(同)では、昨年3月から総菜の販売をスタートしたのですが、周辺店舗でも取り扱うようになりました。生鮮食品と総菜の販売については、商圏のニーズを見ながら、拡大していきたいですね。

──DgS各社が強化している、プライベートブランド(PB)については、どのようにお考えでしょうか。

杉浦 PB比率については他の大手と同様の水準で、PB開発において他社の後れを取っているわけではありません。PB比率は現在、10%弱ですが、中期的には12~15%に拡大する計画です。

 PB開発の方向性については、他社にはないようなユニークで、とんがった商品を出そうと、社内に号令をかけています。たとえば、今年12月には、品質志向のオリジナル化粧品を発売する予定です。大きく育っていく可能性があり、楽しみです。

編集部注:本インタビューの後半は11月11日月曜日公開!破談となったココカラファインとの話についても、杉浦社長に伺います。

スギホールディングス企業概要

本社 愛知県大府市
設立 1982年
資本金 154億3400万円
売上高 4884億6400万円(19年2月期)
営業利益 258億1700万円(同)
調剤売上比率 18.6%(同)
店舗数 1190店(19年2月期末)
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