ラストマイル物流で存在高まるQコマース 小売業界、ネットスーパーをどう変えるか?

解説:イー・ロジット代表取締役社長:角井亮一
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物流大

コロナ禍でEC、ネットスーパーへの需要が急騰するなか、注文から最短十数分で商品を届ける「Qコマース」が脚光を浴びている。小売業界でもコンビニエンスストア(CVS)業界を中心に、自社で同様のサービスを展開したり、Qコマース企業と提携したりすることで“超スピード配送”を実現する企業が徐々に増えてきた。ラストマイル配送に新常識をもたらしたQコマースの勃興を、既存の小売業はどのように見て、生かすべきか。

ネットスーパー化するQコマース

 昨今、物流におけるデジタル活用や効率化の取り組みによりラストマイル領域の革新がいっそう加速し、顧客の手に届くまでのリードタイムはさらに短くなっている。なかには注文から数十分で商品を届けるというサービスも出現。こうしたサービスは米国では「フラッシュデリバリー(Flash Delivery)」という呼称が定着しているが、日本ではヨーロッパ由来の「Qコマース(Q-commerce)」という名称で認知されつつある。

食品宅配のイメージ
従来型のネットスーパーは注文から受け取りまで早くても数時間を要するが、Qコマースはそれを十数分~1時間以内で完結する i-stock/byryo

 Qコマースをわかりやすく表現してしまえば、「配送時間を極限まで短縮した配送サービス」である。もともとは「ウーバーイーツ」「出前館」などのフードデリバリーサービスがQコマースの主軸であったが、昨今は生鮮食品や飲料、日用品なども扱う、ネットスーパーのようなサービスが増えてきている。従来型のネットスーパーは注文から受け取りまで早くても数時間を要するが、Qコマースはそれを十数分~1時間以内で完結するわけで、食品小売にとっては見過ごせない事象だろう。

 こうしたネットスーパー型のQコマースは、その仕組み

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