王子HD、外食チェーンと共同リサイクル=紙カップをペーパータオルに

王子ホールディングス(HD)は31日、日本マクドナルド(東京)やタリーズコーヒージャパン(同)、日本ケンタッキー・フライド・チキン(横浜市)と共同で、使用済み紙カップを回収しペーパータオルにリサイクルする取り組みを開始したと発表した。現時点で年間約12トンの回収量を見込み、年末までに年間60トン規模へ拡大を目指す。
マクドナルドなどの店舗に使用済み紙カップの回収ボックスを設置。回収したカップをペーパータオルに作り替え、再度店舗で使用する。現在は26店舗に回収ボックスを設置しているが、2025年末までに125店舗に増やすという。
紙カップには、一般的に耐水性を持たせるための加工がされており、リサイクルするのは難しかった。カップの汚れを落とし、耐水加工のためのラミネートフィルムを分離する技術により、リサイクルを可能にした。