進化続けるスーパーマーケットのピザ プロの職人が有力4社の商品を忖度なしでレビュー!

2025/04/23 05:35
関川 耕平 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)
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近年、スーパーマーケットの総菜部門でひときわ大きな存在感を放っているのがピザだ。食卓への登場頻度が高く、「焼き立て」の価値を訴求しやすいということもあり、最近は多くのチェーンが集客のためにピザを強化している。では、現在のスーパーマーケットのピザはどのようなレベルにあるのだろうか。“ピッツァのプロフェッショナル”としてメディア出演多数の日本ナポリピッツァ職人協会執行役員兼「PIZZERIA DA AOKI ‘tappost’(ピッツェリア ダ・アオキ タッポスト)」オーナーの青木嘉則氏に解説してもらった。

成長する総菜市場でピザは定番化

 日本総菜協会の「2024年度日本総菜白書」によると、23年の総菜の市場規模は109827億円で、24年には11兆円を突破することが予想されている。市場の拡大とともに、スーパーマーケット各社は総菜の開発・強化を推進している。

日本ナポリピッツァ職人協会執行役員兼「PIZZERIA DA AOKI ‘tappost’(ピッツェリア ダ・アオキ タッポスト)」オーナーの青木嘉則氏

 日々さまざまな商品が改廃されている同部門の中で、定番商品となっているのが「ピザ」だ。近年は多くのチェーンがピザを看板商品として大きく売り出しているが、現在、スーパーマーケットのピザはどこまで進化しているのか。ピッツァのプロである青木氏の協力のもと、有力スーパーマーケット4社のピザを実際に試食し、レビューしてもらった。

 なお、再加熱は、青木氏が示す手順に従い、本格的なピザの味が再現できる方法で行っている。手順は次のとおり。

1.フライパン(取材時に使用したものはテフロン加工)を強火で加熱する

2.表面の温度を上げた後、ピザを乗せる

3.霧吹きでピザの表面に水分を与えた後、アルミホイルを被せる

4.中火で1分~2分程度加熱

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記事執筆者

関川 耕平 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

1995年生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業。

24年に株式会社ダイヤモンド・リテイルメディアに入社し『ダイヤモンド・チェーンストア』の担当編集者となる。

趣味はクライミングとコーヒーを淹れること。特技と悩みは浪費と早食い。

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