ウエルシアHD 第3四半期営業利益が1.2%減

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 ウエルシアホールディングスが1月9日に発表した2024年2月期第3四半期決算(連結2023年3月1日~11月30日)は、売上高が前年同期比7.6%増の9,104億円、営業利益は1.2%減の311億円で、増収減益となった。

 第3四半期連結累計期間、新型コロナウイルス感染症対策関連商品や検査キットに対する需要は感染縮小とともに減少したが、一方で各国の行動規制緩和を受けたインバウンド需要が回復。また、早期のインフルエンザの流行を反映した自宅療養者の増加による総合感冒薬などの医薬品や、外出需要の増加を反映した化粧品の売上増加により、既存店売上は堅調に推移した。

 PBの開発および拡販については、継続して注力。「からだWelcia」「くらしWelcia」の品揃えを拡大して利益アップにつなげたほか、消費者の節約志向を捉えた「トップバリュ」の売上増に取り組んだ。

 販管費については、燃料価格の高騰を受けた水道光熱費は増加したが、人時数の適正化に向けた継続的な取り組みを進め、自動発注などの店舗業務の効率化や店舗のエネルギー消費低減に努めた。

 売上総利益は前年同期比7.6%増の2,747億円。売上総利益率は前年同期とほぼ同じ37.17%。一方、販管費は圧縮に努めたものの、8.8%増の2,436億円となり、売上比(26.76%)で0.3ポイント上昇。営業利益を圧迫した。

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