ファストリ、供給網の管理強化へ=人権や環境対応で

時事通信社
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ユニクロのロゴマーク
〔写真説明〕ユニクロのロゴマーク(時事通信社)

 ファーストリテイリングは7日、「ユニクロ」商品のサプライチェーン(供給網)を構成する外部工場などについて、原材料生産から縫製まで、全工程の自社管理を目指す方針を明らかにした。併せて、紡績工場の数を集約。品質や製造コストを安定させるほか、環境や人権面での対応も強化する方針という。 

 同社によると、供給網の下流に位置する縫製工場や、染色などを実施する素材工場については、すでに同社が直接、工程を管理することで品質や人権などに関する基準が守れる体制となっている。  一方、上流で撚糸(ねんし)や糸の染色を実施する紡績工場では、素材工場を通じ間接的に把握している状況という。

 今後は紡績工場と、さらに上流に位置する原材料生産も含めて自社で全工程を管理する体制づくりを進める。同時に、綿やポリエステルなど全素材について紡績工場の数を3分の1程度に減らすことで、把握や管理がしやすいサプライチェーンの構築を進める狙いという。

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