アークス 第2四半期は売上総利益改善で増収増益

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 アークスが10月16日に発表した2024年2月期第2四半期決算(連結3月1日~8月31日)は、売上高が前年同期比3.9%増の2,922億円、営業利益は7.1%増の79億円となり、増収増益となった。売上総利益は5.4%増の733億円、販管費は5.2%増の654億円で、前期より営業利益を5億円ほど押し上げた。

 第2四半期連結累計期間においては、グループの強みであるローコストオペレーションの徹底と「鮮度・価格・品揃え」の総合力を強化する取り組みを推進。営業面では、物価高対策として、PB商品と位置付ける「CGC商品」の販売強化に取り組んだほか、シジシージャパンとの連携を深め、国内外の生産者と原料調達にまで踏み込んだ開発商品の拡販や、積載率向上による物流効率化、容器・包装資材の削減などを行った。

 また、商品調達プロジェクトが中心となり、販売・仕入・在庫に関する新基幹システムの利活用を一段階引き上げ、在庫水準の適正化やロス率削減といった、グループ全体の効率改善に取り組んだ。

 一方、既存店客数が1.1%増加し、既存店客単価も2.4%増となったことから、既存店の売上高は3.6%増加。また、電気料金を中心とした販管費の増加で、売上高販管費率は0.3ポイント上昇して22.4%となったが、売上高の堅調な推移や商品構成の見直しなどにより、売上高総利益率が0.4ポイント上昇して25.1%となったことが増収増益につながった。

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