仏の「Criteo(クリテオ)リテールメディア」を自社ECに導入

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 ドラッグストアチェーンを全国展開するサンドラッグ(東京都)は、4月20日、自社通販サイト「サンドラッグ Online Store」に、フランス・Criteo社が提供する「Criteoリテールメディア・ソリューション」を導入すると発表した。Criteo社のコマースメディアを中心とするソリューションは、米国大手薬局チェーンなど、海外ドラッグストア業界でも多く導入されている。

Criteoとサンドラッグのロゴ

 「Criteoリテールメディア」は、小売事業者のファーストパーティ・データをCriteoのAIエンジンが分析、購買意欲の高いユーザーとそのユーザーにとって興味関心の高い最適な製品をリアルタイムで特定、パーソナライズされた広告の配信を可能にする。これによりサンドラッグやサンドラッグの公式通販サイトを通じて製品を販売するブランドや企業は、ファーストパーティ・データを活用し、買い物客の興味関心に関連性のある広告を配信できる。その結果エンゲージメントの機会を拡大し、買い物客を効果的に獲得できる。

 近年、デジタル技術の発達や処方薬に関する法規制緩和に伴い、ドラッグストア業界におけるオンライン化の取り組みは加速している。ドラッグストアや薬局各社は、消費財を販売する活路として、自社ECプラットフォームのデジタル化に注力している。

 リテールメディア広告市場は2022年で135億円、2026年には約6倍の805億円規模に拡大すると予測されており、新興企業や業界外からの参入が相次いでいる。

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