サンドラッグ

　サンドラッグは、ROA（総資本経常利益率）15.0%以上、ROE（自己資本純利益率）15.0%以上の達成を経営指標にしている（2022年3月期実績ROA11.0%、ROE11.2%）。22年3月末時点のグループ総店舗数は1281店舗。ドラッグストア（DgS）事業は946店舗（FC店含む）。うちサンドラッグの直営店は748店舗（駅前型206店舗、郊外型542店舗）である。ディスカウントストア事業（DS）では子会社のダイレックスが335店舗を展開している。

　22年3月期実績は、連結売上高6487億円（実質：対前期比3.5%増）、営業利益340億円（同9.0%減）に終わった。既存店増収率は同1.0%減だった。コロナ禍を背景とした需要増大の反動減でDgS事業の既存店増収率は同2.3%減と苦戦したが、D S事業の既存店増収率は同0.8%増と堅調だった。同社の中期経営計画での目標数値は、26年3月期に連結売上高1兆円、営業利益6 0 0 億円（ 営業利益率6.0%）、店舗数1750店舗。規模拡大策では、出店強化の方針に基づいて開発人員を増強しており、22年3月期には同社として過去最高の84店舗を出店した。今後も年間100店舗ペースでの出店を図る。