ドラッグストア大手4~6月決算は大幅増益、買い控え解消で

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
Pocket

 ドラッグストア大手が発表した2015年4~6月期決算は揃って大幅な増益となった。前年は消費増税後の買い控えで売上げが落ち込んでいたため、その反動で伸びた。特に化粧品が好調だった。都市部の店舗では訪日外国人の増加も追い風となった。

 マツモトキヨシホールディングスの4~6月期の連結業績は、売上高が前年同期比17.5%増の1313億円、営業利益が約2.4倍の66億円だった。グループで32店舗を新設する一方、業績不振の21店舗を閉鎖、また7店舗をスクラップ&ビルドするなど店舗の改廃を積極的に進めた。

 サンドラッグの売上高は20.7%増の1216億円、営業利益は46.8%増の77億円だった。4~6月の既存店売上高が14.5%増と好調に推移した。

 ココカラファインの売上高は13.6%増の938億円、営業利益は約9.5倍の28億円だった。既存店は12.9%の増収だった。

 16年3月期の通期業績予想は3社とも据え置いた。

人気記事ランキング

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態