イオン、18年2月期の営業利益は13.8%増の2102億円、過去最高益

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 イオンが発表した2018年2月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前期比2.2%増の8兆3900億円、営業利益は13.8%増の2102億円だった。営業利益は従来予想を102億円上回り、6期ぶりに過去最高を更新した。純利益は約2.2倍の245億円だった。

 セグメント別の営業利益では、前期に13億円の赤字だったGMS事業が105億円の黒字に転換したほか、ドラッグ・ファーマシー事業が25.6%増の277億円と貢献した。稼ぎ頭の総合金融事業は12.7%増の697億円、ディベロッパー事業も10.0%増の515億円と堅調だった。54億円の赤字だった国際事業は2億円の黒字を計上した。SM事業は8.8%減の307億円だった。

 GMS事業の中核企業であるイオンリテールの営業収益は0.6%増の2兆1978億円、営業利益は40.9%増の118億円だったが、特別損失の計上が増えたことで純利益は169億円の赤字(前期は73億円の黒字)となった。

 ドラッグ・ファーマシー事業では、ウエルシアホールディングスが売上高6952億円(11.6%増)、営業利益288億円(19.7%増)といずれも過去最高を更新した。

 SM事業のユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスの売上高は1.1%増の6922億円、営業利益は1.8%減の140億円と増収減益だった。

 19年2月期の連結業績は、営業収益が3.7%増の8兆7000億円、営業利益が14.1%増の2400億円、純利益は42.7%増の350億円を見込む。

 

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