【ユニーファミマ】3~11月期の営業利益は468億円、実質8.9%減

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 ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)が発表した2017年3~11月期の連結業績(国際会計基準)は、売上高に当たる営業収益が9508億円、営業利益が468億円だった。

 同社はユニーグループHDとファミリーマートが統合して16年9月に発足、ユニーグループHDの前期実績を含めて比較すると、営業収益は前年同期比0.1%増、営業利益は8.9%減だった。コンビニエンスストア事業においてファミリーマートとサークルKサンクスの統合費用(63億円)など経費が増加したことが減益の主な要因。「サークルK」「サンクス」から「ファミリーマート」に転換した店舗の売り上げは計画を上回って推移しており、統合に伴う一時的な経費増を除けば、コンビニ事業の利益はほぼ前年並みの水準となっている。ブランド転換は前期の829店舗を加えて累計で3012店舗が完了、転換後の日販(1店舗1日当たりの売上高)は転換前に比べて約10%伸びている。

 18年2月期の連結業績は、営業収益が1兆2420億円(ユニーグループHDの前期実績を含む実質ベースで前期比2.0%減)、営業利益が334億円(同34.2%減)、純利益は330億円(15.1%増)を見込む。コンビニ事業において店舗資産の減損約160億円など追加処理を実施することから、3~11月期に比べて営業利益が減少する。一方、総合小売事業で遊休資産を売却するため、純利益は従来予想に比べて20億円上方修正となる。

 

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