イズミ、北九州のスーパー大栄に約20%を出資、筆頭株主に

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 イズミ(広島市)は1月31日、北九州市に本部を置くスーパー大栄と資本・業務提携すると発表した。

 スーパー大栄が実施する第三者割当増資を引き受け、同社に約20%を出資、筆頭株主となる。株式の取得は3月4日の予定。

 スーパー大栄は福岡県を中心に31店舗を運営しているが、2014年3月期決算で売上高は230億円と5期連続の減収を見込むなど業績は低迷している。両社は今後、商品の共同仕入れ、物流・販促・資材購入での協力、人材交流やポイントカードの共有化など業務面での提携関係を深める

 イズミは直営の総合スーパーを核店舗とする大型ショッピングセンター(SC)「ゆめタウン」を主力に中国、四国、九州に事業展開を図っているが、地域別の売上高構成比は中国が45%、九州が42%(共に2012年度実績)と両地域が大半を占める。

 大型SCの出店余地が限られることから、今後は食品スーパー「ゆめマート」の出店を増やしていく方針を示しており、スーパー大栄との提携によって九州における食品スーパー業態の競争力強化を図る。

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