【イオンモール】3~11月期の営業利益は0.4%の微減、開業・改装コストかさむ

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 イオン系商業施設ディベロッパーのイオンモールが発表した2011年3~11月期の連結業績は、営業収益が前年同期比2.9%増の1096億円、営業利益が0.4%減の278億円と増収減益となった。

 既存51ヵ所のショッピングセンター(SC)のテナント専門店の売上高は1.6%増と堅調だったが、イオンモール甲府昭和(山梨県)など3ヵ所のSC新規開業と「イオンモール倉敷」(岡山県)など9ヵ所の大規模改装、新棟オープンなど投資費用がかさみ、営業利益はわずかながら前年実績を下回った。

 ただ、12年2月期通期については営業収益1520億円(4.7%増)、営業利益415億~430億円(4.7~8.4%増)と増収増益を見込む。

 同社は来年春、中国で3ヵ所目となるSCを天津市に開業するほか、天津市と武漢市で今後5年間に5ヵ所以上のSCを開設する協定を市当局と結んでいる。また、カンボジアで14年にSC開業を計画、ベトナムでもSC物件を手当てしており、今後はアジアでの出店を加速していく。

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