上場スーパー首位の既存店売上高たたき出したベルクの強さの本質を経営指標から読み解く
ベルク(埼玉県)は、埼玉県を拠点に関東1都6県で123店舗を展開(2021年2月期末時点)。06年にイオン(千葉県)と業務・資本提携を結び、同社の持分法適用関連会社となっているものの、独自路線で成長を続けている。
21年2月期の連結業績は、営業収益が2844億円(対前期比18.8%増)で30期連続の増収。当期純利益は88億円(同21.0%増)と過去最高益を更新した。
既存店売上高は同12.4%増で、8期連続で前期実績を超えた。部門別売上高では、とくに青果、鮮魚、精肉、冷凍食品、菓子、酒類などが伸びた。特筆されるのは客数の増加だ。新型コロナウイルス(コロナ)感染拡大下ではまとめ買い需要が高まり、多くの食品スーパー(SM)では客単価が大きく増加する一方で、客数は減少した。そうしたなかベルクは既存店客数を同2.1%増と伸長させることに成功している。
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