22年11月15日号 値上げ時代の新価格戦略!
ご存じのとおり、あらゆるモノの値上げが止まりません。その一方で給与水準は上がらず、消費者の価格に対する感度はますます高まっています。
こうしたなかで食品小売各社が安さを実現するには、ローコスト運営の仕組みをつくったうえで、浮いた原資を価格に還元する「ディスカウンティング」の技術を確立することが重要となります。
本特集では、有力企業8社の価格戦略を綿密に取材・調査しました。なかでも、メディアにはほとんどでない大黒天物産の各フォーマット分析や、マミーマートが展開する生鮮強化型ローコスト業態「生鮮市場TOP」の売場調査など、本誌でしか読めない独自記事も掲載しています。新たな価格戦略を考える際には、ぜひ本特集を参考にしていただけると幸いです。
編集後記
今号「利用者視点で見たエバグリーンが『選ばれる理由』」で、スーパーマーケット調査グループ「主婦っとさーべい」の伯井裕子さんと網島婦貴さんに、初めてご登場いただきました。大阪在住、主婦歴40年の二人。打ち合わせ時に今回取り上げたエバグリーンのみならず、関西内外のスーパーについても、濃やかに、時には痛快にお話ししてくださいました。その中でハッとさせられたのは「主通路を通って何品おかずができるか」「カートを押すときに不便な点はないか」など、主婦ならではの目線。今後、スーパーを視察する際にはお二人のような「主婦目線」も大切にしていたいものです。
(植芝)
先日オープンした「#ワークマン女子」吉祥寺店の開店前日に内覧会に行ってきました。#ワークマン女子の店舗に入ること自体が初めてだったのですが、驚いたのは価格の安さ。同店のコスパのよさは噂には聞いていましたが、こんなにも実用性の高い商品をこの価格で提供できるのかと感動しました。高機能防寒ブランド「ヒートアシスト」から出している、裏地がしっかりしたアウターは、2900円。しかも税込。防寒靴の「裏ボア2WAYサボサンダル」(税込980円)は、この冬、ちょっとした用事で外に出るときに暖かそうで便利だなと思いました。ユニセックスやメンズの商品も揃えているので、性別問わず、全世代におすすめです。
(中原)