マルエツが「体験型スーパー」の1号店、千葉・船橋市に2月26日オープン

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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マルエツの外観
買い物ストレスを低減するためにデジタルを活用し、マルエツとしては初となる「オンラインデリバリー」も導入する

 マルエツは2月26日、デジタル技術を活用した「体験型スーパーマーケットモデル」の第1号店として、「船橋三山店」(千葉県船橋市)をオープンする。「鮮度」「商品との出会い」「ストレスゼロ」「つながり」という4つの体験を提供する。

 青果売り場では、早朝に収穫されたレタス類やキュウリ、ブロッコリーなどの季節野菜やイチゴをその日のうちに店頭に並べる。また、地元農家から直送される野菜を「農家さんの直売所」コーナーで販売する。

 生鮮・総菜売り場には、マルエツの親会社であるユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)が開発した、広告効果を測定できるデジタル看板「イグニカ(ignica)サイネージ」を設置。旬の商品やオリジナル商品などを紹介する。

 また、酒売り場では、ワインの味わいを数値データに基づいて視覚化し、好みにあった商品を選びやすくするアプリ「SAKELAVO」を導入。利用者がスマートフォン(スマホ)にアプリをダウンロードし、ワインボトルのバーコードを読み取ると、そのワインの味わいがグラフなどで表示される。

 そのほか、来店客が自分のスマホで商品バーコードを読み取り、支払いもスマホで済ませる「スキャン&ゴー」や、店頭で取り扱っていないミールキットや家電製品も含めて約1万種類の商品を購入できる「オンラインデリバリー」を導入する。オンラインデリバリーで注文した商品の受け取り方法は、自宅への配送だけでなく、ドライブスルー方式での受け取り、店外に設置した専用無人ルームでの受け取りも選べる。

 マルエツ船橋三山店の売り場面積は1977平方メートルで、営業時間は午前9時から午後10時。初年度は19億8000万円の売上げを目標とする。

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