ウォルマート、自動運転配送車を無人で運行、アーカンソー州で実証実験

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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ウォルマートの自動運転配送車
3温度帯に対応する自動運転トラックで、食品や日用品などを無人で拠点間配送する

 米ウォルマートは、自動運転の配送車両を無人で運行する実証実験を2021年から本社があるアーカンソー州ベントンビルで始める。19年から安全のためドライバーが同乗したうえで、自動運転車による配送の実験を行ってきたが、無人での完全自動運転に切り換える。

 ウォルマートは、スタートアップ企業のガティック(Gatik、カリフォルニア州)と共同で自動運転車による店舗間商品配送の実験を続けてきた。ガティックが開発した自動運転システムを搭載した車両で、ダークストア(ネット通販商品の保管・出荷に特化した店舗)から約2マイル(約3.2km)離れた食品スーパー「ネイバーフッド・マーケット」まで、店頭引き渡しサービス「グロサリー・ピックアップ」用の商品を配送する実験だ。

 この実験で延べ7万マイルを超える距離を安全に配送する実績を上げたことから、無人での完全自動運転に切り換えることにした。配送に使うトラックは3温度帯に対応しており、常温商品だけでなく冷蔵・冷凍商品も運ぶことができる。

 また、より長い距離を自動運転トラックで配送する実験も21年初頭からルイジアナ州で始める。大型店「スーパーセンター」から、ネット通販商品の受け取り専用拠点「ピックアップ・ポイント」まで約20マイルの距離を自動運転トラックで運ぶ。実験の初期段階では、安全のためにドライバーが同乗する。

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