新型ウイルス有望薬「レムデシビル」、ギリアドが後期臨床試験

ロイター
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ギリアドのロゴ
2月26日、米製薬大手ギリアド・サイエンシズは、新型コロナウイルス感染症の治療薬として期待されている同社の抗ウイルス薬「レムデシビル」について、2件の後期臨床試験を開始したと明らかにした。写真はギリアドのロゴ。米カリフォルニア州フォスターシティで2018年5月撮影(2020年 ロイター/Stephen Lam)

[26日 ロイター] – 米製薬大手ギリアド・サイエンシズは26日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として期待されている同社の抗ウイルス薬「レムデシビル」について、2件の後期臨床試験を開始したと明らかにした。

これを受けて、同社の株価は時間外取引で一時、4%上昇した。

新型ウイルスにより重い症状が出ている患者と比較的容体が安定している患者約1000人を対象に、3月からアジア各国および診断症例が多い国でテストを始める。

米保健当局者は25日、国内の医療機関に入院中の感染者に対しレムデシビルの臨床試験を開始したと明らかにしている。

今月に入り同社は、中国で臨床試験を進めているレムデシビルについて、中東呼吸器症候群(MERS)に感染したサルで疾病の予防や症状緩和の効果が確認されたと明らかにしていた。

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