ケルンメッセCEO来日 日本における食品見本市について語る!

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局 小平田 康寛
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2022年10月17日ケルンメッセCEOのゲラルド・ベーゼ氏が来日し記者会見を実施した。会見では2025年の大阪万博でのドイツパビリオンの企画運営を実施することやコロナ禍での見本市業界の動向、今後の様々な投資について語られた。2023年以降強化される食品見本市についても新たな展望が語られた。

ケルンメッセCEOのゲラルド・ベーゼ氏

2023年4月にISM Japanを立ち上げ

 2023年4月に日本で初めてスイーツとスナックの見本市を立ち上げることになり、ISM Japan(国際菓子専門見本市)に名称が決定した。ISMケルン、ISMミドルイースト(ドバイ)に続き、スイーツとスナックの見本市としては3番目になる。ケルンだけでも約38,000人の来場者と76ヶ国から約1800社の出展があり、世界で最も重要なスイーツとスナックの見本市となっている。来場者や出展者は3つの中核地域で市場参入を促進し、ビジネス・ネットワークを次のレベルまで引き上げ、見本市における強力な恩恵を受けることができる。ISM Japanは日本だけでなく有望な東アジア市場において重要な役割を果たすと確信している。

ISM Japanの詳細はこちら

日本における食の見本市の再編

 「ワイン&グルメジャパン」はこれまでケルンメッセのみでイベントを実施してきたが、今後メッセ・デュッセルドルフが「ワイン部門」を引き継ぐことになる。2023年からは「ワイン&グルメジャパン-powered by ProWein」と名称を改め、メッセ・デュッセルドルフが主催する世界最大のワイン・アルコール飲料展ProWeinと「ワイン&グルメジャパン」のコラボレーションが実現する。2024年からはメッセ・デュッセルドルフが「ワイン」分野を引き継ぐ形で完全なリブランディングを実施し、「ProWein東京」として正式にスタート予定である。

 ISM JapanとProWein東京の2つの見本市はFABEX東京において展開されるため、それぞれの見本市を組み合わせることで、来場者はより多くのより専門的な商品群を見ることができる。

日本で初のAnugaブランドの食品見本市を立ち上げ

 ケルンメッセは2024年に全く新しい食品見本市を東京に導入する。見本市のコンセプトは今後数ヶ月での発表予定だが、当日会場で新しい見本市のブランド名称が発表された。新しい見本市は「Anuga Select(アヌーガ・セレクト)」の名称になる。日本での見本市においてAnugaの名称がつくのは初めてであり、ケルンメッセが展開する食品見本市の世界ネットワークをさらに強化し、これまで以上に日本市場を巻き込んでいくという意気込みが語られた。

お問い合わせ先
ケルンメッセ株式会社
担当:丹野
〒102-0083 東京都千代田区麹町3-5-2 BUREX麹町
Tel:03-5357-1280 Fax:03-5357-1281
Email: kmjpn@koelnmesse.jp

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