イオン北海道の24年2月期第2四半期決算は増収増益! 今後展開していく新業態とは

植芝 千景 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集者)
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下期は自社開発製品をさらに拡充

 下期は自社開発商品を拡充し、売上高向上と粗利率のさらなる改善をめざす。まず、食料品については自社開発商品約440品目を新たに投入することを予定するほか、トップバリュを31品目値下げし、拡販を行っていく。

 また、光熱費の高騰に備え、電力の省力化にも取り組む。同社は今期、約9.6億円を投資し、冷蔵・冷凍ケースの入れ替えなどを進めたことで電気使用量の同4.7%削減を実現した。下期は4.4億円を投資し、さらなる電気使用量削減を実現する考えだ。

新業態の積極的な出店をねらう 

 今後の出店計画については「下期には、食品スーパー2店舗を出店するほか、大型店舗の活性化を行うことで売上拡大をねらう」(青柳社長)とした。

 加えて青柳社長は今年3月にオープンした、「マックスバリュエクスプレス新川3条店」(北海道札幌市:以下、新川3条店)を「実験を繰り返しながらモデル店舗に育て、今後新業態として展開していきたい」と意気込む。新川3条店は小商圏を対象にした、EDLPとローコストオペレーションに特化した店舗だ。チラシ販促やセールは行わず、アプリを介したクーポンの配布のみ行う。商品はすべてアウトパックで、バックヤードは最小限にとどめる。さらにフルセルフレジを導入し、人員は従来の1/3程度で回せるようになった。効率化を促進し、さらに消費者の生活防衛意識の高まりに応えていくねらいだ。

 イオン北海道はこうした施策を行い、24年2月の売上高を3310億円、営業利益、経常利益ともに88億円、 当期純利益48億円を見込む。

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記事執筆者

植芝 千景 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集者

同志社大学大学院文学研究科(国文学専攻)修了。関西のグルメ雑誌の編集部に所属後、ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。日本酒、特に関西の地酒好き。趣味は、未知のものを食べること。「口に入れてから考える」ことをモットーに、日々さまざまな食べものを味わっている。

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