生協売上高ランキング2023 減収目立つも、コロナ前比では拡大を維持

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小売業ランキング1280

 コロナ禍での需要を取り込み、業績が大きく伸長した生協。前回の1000社ランキングでは、その反動減もあって減収や減益となっている生協が目立ったが、今回も基本的には同様だ。

 ただしコロナ禍前比でみると、宅配事業を中心に高い利用水準を維持している。日本生活協同組合連合会(東京都:以下、日本生協連)によると、全国65の主要地域生協の2022年度の供給高(売上高)は3兆233億円(推計値:21年度比 98.7%)。19年度比では宅配事業は113.7%、店舗事業は102.2%となっている。

コープみらい
コロナ禍前比でみると、宅配事業を中心に高い利用水準を維持している

 上位生協を見ると、首位のコープみらい(埼玉県)の売上高は4280億円。新収益認識基準の適用により対前年度比は出していないものの、19年度比では8.5%増となっている。宅配ニーズが集中する東京・千葉・埼玉を事業エリアとする同生協は、物流体制やWEBによる

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ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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