EC業界流通シェア、独走アマゾンシェア2割に、ヨドバシ、ビックカメラも急拡大に
日本通信販売協会(東京都)によると、2019年度(19年4月~20年3月)の通信販売の市場規模は対前年度比8.2%増の8兆 8500 億円。市場規模は21年連続で拡大し、20年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響から10兆円規模に伸長していると想定される。
上位10社のシェアは37.1%
2019年度の通信販売業界の上位10社の売上高合計は3兆2979億円。市場全体に占める割合は37.1%となっている。
上位企業の中でもシェアを拡大しているのがアマゾンジャパン(東京都)だ。シェアは19.5%で前年度と比較して0.7ポイント(pt)伸長。直近の20年12月期の売上高は、同27.8%増の2兆1893億円(20年の平均為替レート1ドル=107円で換算)と遂に2兆円を突破した。同社はさらなる品揃えの強化と迅速な配送をめざし物流網の増強を進める。20年8~10月の間に東京都1カ所、埼玉県3カ所の計4カ所に新たなフルフィルメントセンターを開設し、国内21拠点で物流を担う体制を構築している。
モール型ECは本占有率調査では含まないが、大手ECでは、
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