全国スーパー、6月の既存店売上高は3.4%増、住関品が9.1%増と好調

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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都内のスーパー
日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟56社)の6月の売上高は、既存店ベースで前年同月比3.4%増だった。写真はロイター

 日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟56社)の6月の売上高は、既存店ベースで前年同月比3.4%増だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響による内食需要で生鮮を中心とした食料品が引き続き好調だった他、住関品も好調に推移し、2カ月連続で前年実績を上回った。

 商品部門別では、食料品が3.4%増。農産品は9.1%増、畜産品が7.7%、水産品が5.6%増と生鮮3部門はそろって好調を維持した。中食需要の減退で、総菜は2.1%減と苦戦した。

 住関品は9.1%増と、5月の2.8%減から大きく回復した。在宅勤務の広がりなどで家具・インテリアが22.3%増と急伸したことに加えて、エアコンや扇風機など季節商品の動きが良かった家電製品も10.7%増加した。日用雑貨品(3.2%増)、医薬・化粧品(3.9%)もおおむね好調だった。

 衣料品は4.1%のマイナスだったが、売り場の閉鎖や営業時間短縮を余儀なくされた4月の53.7%減、5月の33.1%減に比べると減少幅は縮まった。

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