いなげや統合で規模は国内最大手のU.S.M.H 加食日配の仕入れ統合へ
2024年11月30日、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(東京都/藤田元宏社長:以下、U.S.M.H)がいなげや(東京都/本杉吉員社長)と経営統合した。
11月29日に開催された経営統合説明会では、各社のトップが登壇し、首都圏でのプレゼンス(存在感)を堅持するための新体制を発表。U.S.M.Hは、いなげやのグループ加入によってシナジーをどう創出していくのだろうか?
25年度店舗売上高は9235億円を見込む
U.S.M.Hは、マルエツ(東京都/本間正治社長)、カスミ(茨城県/塚田英明社長)、マックスバリュ関東(東京都/島田諭社長)を事業会社とし(24年11月29日時点)、首都圏で533店舗(11月15日時点)のスーパーマーケット(SM)を展開する。
23年度の連結営業収益は7066億円で、ライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長:営業収益8097億円)とフジ(広島県/山口普社長:営業収益8010億円、いずれも23年度連結実績)に次ぎ、業界3位のポジションにつける。

今回のいなげやとの経営統合によって、総店舗数は663店舗(24年11月15日時点)、25年度の店舗売上高は9235億円を見込み、国内SM最大手となる。
U.S.M.Hの24年度上期の連結業績は、営業収益3583億円(対前年同期比1.6%増)と増収だったものの、営業利益は18億円(同15.5%)の減益となっている。この結果を受け、業績予想を下方修正しており、通期では営業収益7275億円(対前期比2.9%増)、営業利益59億円(同14.6%減)で増収・営業減益となる見込みだ。
一方、いなげやは
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