武田薬のOTC事業売却、ブラックストーンや大正製薬など最終入札へ=関係筋

ロイター
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武田薬品工業
6月19日、武田薬品工業が進めている一般用医薬品(大衆薬、OTC)事業の売却手続きの3次入札に、米投資ファンドのブラックストーンやベインキャピタル、大正製薬が参加することがわかった。写真は都内で2018年7月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

[東京 19日 ロイター] – 武田薬品工業が進めている一般用医薬品(大衆薬、OTC)事業の売却手続きの3次入札に、米投資ファンドのブラックストーンやベインキャピタル、大正製薬が参加することがわかった。複数の関係筋が明らかにした。

武田が売却を進めているのは、完全子会社の武田コンシューマーヘルスケア(TCHC、東京・千代田)。入札の締め切りは22日で、これが最終入札となるとみられる。CVCキャピタル・パートナーズも、最終入札に参加するという。

関係筋によると、武田はTCHCのEBITDAの20倍となる約4000億円での売却を目指しているが、ブラックストーンやベインはこの価格は高いとみている。最終的な価格は「大正製薬がどう出てくるのかで決まるのではないか」(関係筋)という。

武田は、アイルランドのシャイアーを6兆円以上かけて買収したことで膨らんだ債務を返済するために非中核事業の売却を世界中で進めており、今回の売却もその一環となる。

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