投資ファンドのニューホライズン、ユニー・ファミマへの制裁措置を東証に要望

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 独立系投資ファンドのニューホライズンキャピタル(旧フェニックス・キャピタル、東京都港区)は11月4日、東京証券取引所に対してさが美とユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)への制裁発動措置を要望した。

 さが美は旧ユニーグループHD傘下の呉服専門店で、ファミリーマートとの合併に当たって売却を検討、合併後に投資会社のアスパラントグループ(東京都港区)が実施した株式公開買付に応募し、ユニー・ファミマHDは10月18日付けで保有していた全株式を売却した。

 ニューホライズンによれば、同社はアスパラントより好条件での買収を提案していたが、さが美およびユニー・ファミマHDは同社との協議の機会を設けず、アスパラントへの売却決定の理由も通知されなかった。好条件の買収案件を検討しなかったことは、「取締役会の善管注意義務違反」に当たり、「コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)違反の観点から説明責任を果たしたものとは言えない」としている。

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