【平和堂】中国デモでの被害額は約15.5億円、4月に現地4号店

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 平和堂(滋賀県)は4月2日、2013年2月期の連結業績を発表し、昨年9月に中国で起きた反日デモで受けた現地子会社の被害額が約15億5000万円となったことを明らかにした。

 湖南省3店舗の店頭商品や店舗設備の損失、休業期間中の固定費など6億4600万円を災害による特別損失として計上。ほかに、休業による営業機会損失が約9億円あった。損害保険による保険金の受け取りについては、金額が確定していないため利益計上しなかった。

 4月末には4号店となる「AUX(奥克斯)広場店」を予定通り開業する運びだ。

 同社の13年2月期の営業収益(売上高に当たる)は前期比0.8%増の3925億円、営業利益は2.6%増の123億円、前期に計上した資産除去債務会計基準に伴う影響額13億円がなくなったことなどから純利益は20.0%増の55億円となった。中国の現地子会社は経常赤字だった。

 14年2月期については、営業収益が3.4%増の4060億円、営業利益が11.4%増の137億円、純利益が26.6%増の70億円を見込んでいる。

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