ストアオブザイヤー2025商業集積部門の受賞施設を発表!1位は大阪に誕生した注目スポット
2024年は、既存の商業施設にはない業態やロケーションにおける大規模な商業施設開発が話題を呼んだ。ただ買物できるだけではなく、その施設ならではの「体験」の提供を重視した施設づくりや、開発を通じて地域の魅力向上に取り組む動きがみられた。ストア・オブ・ザ・イヤー商業集積部門でもそうした施設が票を集めている。本稿では同部門の上位3つの商業施設を紹介する。
JR大阪駅前に開発のグラングリーン大阪が1位に

商業集積部門の第1位に輝いたのは、三菱地所(東京都/中島篤社長)や阪急電鉄(大阪府/嶋田泰夫社長)などで構成されるグラングリーン大阪開発事業者JV9社が企画、開発した「グラングリーン大阪(GRANDGREEN OSAKA)」(大阪府大阪市)だ。
商業施設や都市公園、ホテルのほか、オフィスなども有する複合施設で、2024年9月に商業施設「グラングリーン大阪 ショップ&レストラン」の一部店舗のほか、ホテルなど一部施設が先行開業した。
グラングリーン大阪全体の総面積は約9万1150㎡で、その中心部に約4万5000㎡の緑豊かな公園を配置しているのが特徴だ。「ショップ&レストラン」は公園を挟んで「南館」「北館」「公園内施設」で構成。コンセプトに「OSAMPO with Green」を掲げ、買物や食事を“みどり”とともに楽しむことができる空間を演出している。
先行開業したのは「ショップ&レストラン」の「北館」「公園内施設」にある20店舗。
注目店が集まり、ハワイで行列が絶えないハワイアンフードが人気の店「ISLAND STYLECAFE & GRILL Koko Head cafeOSAKA」が関西エリアに初出店したほか、ホームセンターを運営するコーナン商事(大阪府/疋田直太郎社長)の新コンセプト店「gardens umekita」は、観葉植物とアクアリウムの専門性に特化した、特徴的な空間演出と展示が話題を呼んでいる。
3月21日には、商業施設55店舗のほか、ホールや会議室を備えたMICE施設が入る南館のオープンも控えており、さらなる集客が期待できそうだ。
南館には関西最大級の都市型スパ「うめきた温泉 蓮れん Wellbeing Park」が入るほか、アジア初進出となるフード&カルチャーマーケットの「タイムアウトマーケット大阪」は、3000㎡を超える広大な空間で関西ならではの食を味わえる。
投票では、JR「大阪」駅直結という高い利便性がありながら、緑豊かな公園を中心に据えた施設づくりや来店動機を高める魅力的なテナントが集積している点に評価が高まった。
施設全体でDX志向する「エミテラス所沢」が第2位に

第2位は広域集客型の商業施設として、西武リアルティソリューションズ(東京都/齊藤朝秀社長)と住友商事(東京都/上野真吾社長)が24年9月にオープンした「エミテラス所沢」(埼玉県所沢市)だ。
総店舗面積約4万3000㎡の大規模なリージョナルショッピングセンターで、西武池袋線・新宿線「所沢」駅とペデストリアンデッキで直結しており利便性も高い。家族連れからシニアまで幅広い世代をターゲットに、都市と郊外の魅力を楽しめる「所沢スタイル」を創造・発信する施設をめざす。
テナントには、
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