イオンリテールの新店「そよら入曽駅前」が志向する“コミュニティ型SC”の全貌

取材・文:西岡 克(フリーランスライター)
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そよら 入曽駅前

そよら 入曽駅前(イオンリテール)

〒350-1316 埼玉県狭山市南入曽540-1
電話:04-2935-5600
西武新宿線「入曽」駅より徒歩1分

見どころ
▶タイムパフォーマンスを重視した駅前型MD
▶ケヤキの木を生かす地域に寄り添う施設づくり
▶そよらでは初となる直営の別棟方式

 イオンリテール(千葉県/古澤康之社長)は3月21日、埼玉県狭山市に「そよら入曽駅前」を開業した。同社が2020年から展開する、都市型ショッピングセンター(SC)の「そよら」。埼玉県では2施設目、全体では15施設目となる。年間来館者目標は150万人。

 そよら入曽駅前は西武新宿線「入曽」駅からすぐの場所、11年に閉校した市立入間小学校の跡地に出店した。校庭にあった樹齢100年以上のケヤキを隔てるかたちで、SCは本館と別棟の2棟で構成される。

 本館には、食品売場とヘルス&ビューティケア(H&BC)の「グラムビューティーク」、調剤薬局の「イオン薬局」からなる、フード&ドラッグの「イオンスタイル入曽駅前」を核に、「サイゼリヤ」「キャンドゥ」「バーガーキング」などのテナントが入る。本館とデッキでつなぐ別棟は、1階にはそよら向けに開発したという子供向けの室内遊戯施設「キニナルアソブル」、2階にカフェ併設型の書店「大垣書店&cafe」が出店。デッキにはキッズ広場を設けた。

 商圏は

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