23年11月1日号 生協宅配『次』の一手
コロナ収束による反動減が予測された生協宅配ですが、商品値上げなども後押しし、高い利用水準を維持しています。しかし、原材料やエネルギー代などの各種コスト増が収益を圧迫し、さらには「物流の2024年問題」に起因する物流コストの上昇も予測されるなか、事業構造改革が急務となっています。
そうしたなか各生協が加速させているのが、宅配と、店舗やその他サービスとの事業間連携。ここにきてさまざまな具体策が始動しており、その最前線を取材しました。
編集後記
2019年に閉店したダイエー横浜西口店跡地に、10月27日、イオンフードスタイル横浜西口店がオープンします。学生時代、旧ダイエー横浜西口店に入るレコード・CD専門店の「レコファン」によく行っていたため思い出の場所です。
それはそうと今年の春ごろに音楽ストリーミングサービス「Spotify」に登録、初めて音楽サブスクを使ってみました。今さらですが、使い勝手がよく便利なサービスだなと日々利用しながら感じています。
一方で、あまりに手軽に聴けるがゆえに、音楽好きの若年層のあいだでレコードなどのフィジカル音源の需要が高まっている理由もわかった気がします。
(中原)
今年の2月、イオングループが国内の連結子会社で働くパート40万人の時給を平均7%引き上げると発表し、話題となりました。その波及効果を感じたのが、今号のNSPで取り上げたそよら武蔵狭山店です。同店のパートには、前身店「イオン武蔵狭山店」時代から働いていた方が4分の1程度含まれています。20年の閉店に伴っていったん狭山市や入間市の近隣店舗に移ったものの、再オープンを機に戻ってこられた方も多いそうです。そよら武蔵狭山店の採用活動が始まった時期と賃上げの発表が同時期で、同店の賃金水準が相場よりも高めだったことから、採用は順調に進んだとのこと。たとえ数十円の昇給でも、働く側の意欲は目に見えて変わってくることを実感させられた取材でした。
(松岡)