【ウエルシアHD】 3~11月期の営業利益は120億円、既存店好調

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 ドラッグストア大手のウエルシアホールディングス(HD、東京都千代田区)が発表した2015年3~11月期の連結業績は、売上高が3769億円、営業利益が120億円だった。6ヵ月の変則決算だった前期との業績比較はできないが、既存店の改装で調剤併設店舗が増加、化粧品のカウンセリング販売の強化も奏功し、既存店売上高は前年同期比6.7%増と好調に推移した。

 15年9月1日付けで同じイオングループのCFSコーポレーション(横浜市)を子会社化したことも連結業績を押し上げた。同年3月に子会社化したタキヤ(兵庫県尼崎市)とシミズ薬品(京都市)の135店舗、CFSの310店舗を加え、11月末時点でのグループ店舗数は1464店舗となった。

 15年12月には子会社のウエルシア薬局がタキヤを吸収合併する子会社再編を行った。また、16年3月にはCFSと基幹システムや物流拠点などを統合する予定で、グループとしてのシナジーを強化して収益向上を図る。

 CFSの子会社化に伴い15年10月に上方修正した通期業績予想は据え置いた。16年2月期は売上高が5206億円、営業利益が178億5000万円を見込んでおり、売上高ではドラッグストア業界首位に踊り出る見通しだ。

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