ハンズ(旧東急ハンズ)

カインズ傘下で再生を図る

 コロナ禍前の2020年3月期の売上高は950億円だったが、主要店舗が都心部立地だったこともあり、感染拡大の影響を受け、22年3月期は555億円に落ち込んだ。20年12月に三宮店・川崎ダイス店・国分寺店を、21年9月に旗艦店の池袋店を閉店したことも影響した。

 一方、20年2月に新業態として、百貨店とのコラボレーション店舗「プラグス マーケット (Plugs Market) 」の展開を開始し、現在5店舗を出店。また商業施設などで展開する小型店「ハンズ ビー」を20店舗展開している。

 そうしたなかで22年3月末に、カインズの子会社となり、10月に社名を旧「東急ハンズ」から「ハンズ」に変更した。同時にロゴマークを新しく設定し、創業来の変わらない想いとこれからのハンズを、「手でソウゾウしよう。手でワクワクしよう。」をブランドメッセージとして策定した。創業以来、同社の仕入れの目利きや商品政策は高く評価されている。カインズとハンズの商品開発力向上が期待されている。

ハンズロゴ記者会見風景
右から、桜井悟社長と高家正行会長
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