競合の追随許さない!横浜 「ロピア港南台バーズ店」の生鮮売場を徹底解説

矢野清嗣
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 「ピザ」は8尺で「マルゲリータピザ」「照り焼きチキンピザ」「ウインナーベーコンピザ」を580円の商品を軸に販売。

 連続する平台24尺で「牡蛎丼」(555円)、「ひつまぶし丼」(580円)、「鮭はらこめし」(666円)、「ローストビーフ寿司」(8個580円、24個1480円)、「タルダプルコギ」(30個1555円、10個555円)の米飯、「ふっくら焼鳥盛り合わせ15本」(999円)、「おつまみ牡蛎フライ」(20個880円、10個500円)、「やわらかチャーシュー100g」(199円)、「えび天2本」(400円)などの売れ筋商品を展開している。

 サイドは常温棚16尺で「厚焼き玉子」(500円)、「いなり12個」(450円)、「スパイシーチキンライス」(600円)、「クリームソースペンネ」(555円)、「アップルパイ」(666円)など利恵産業製造の商品を販売。狭いスペースをリズム感のある商品陳列で埋め、作業場と一体で臨場感のある売場を形成している。

 冷凍総菜は正面の壁面20尺で利恵産業の総菜やスープのほか、ピザや中華なども配置。配置は変則的だがが、作業場と一体化されており、作業効率はよさそうだ。

強さの源泉の精肉売場

 奥の鮮魚売場は壁面と平台2ゾーンで展開。壁面は52尺で、丸物、切身、貝などを販売。丸物は真ダイ(1200円)、タラ(690円)、カレイ(690円)など、切身は金目ダイ(1000円)、太刀魚(2切れ990円)などを販売していた。

 続いて16尺で刺身、マグロ、タコを配置。刺身の「6点盛り」(2900円)、「8点盛り」(3900円)に加え、「ほぼ海鮮巻8個」(990円)、「とろたくサーモン8個」(1290円)など、回転率が高い売れ筋商品を冷蔵什器ごとにテーマを決めて構成している。

 壁面には塩干や珍味を配置し、専用の試食コーナーも設けている。鮮魚売場はスタッフ全員で販売に注力しているようで、勢いを感じた。ほかのロピアにはない空気感がある。

 精肉売場は約70坪(歩測)。作業場と売場と直結させた。壁面には牛肉(40尺)、豚肉(36尺)、鶏肉(20尺)と、オーソドックスな売場配置となっている。取り扱い商品はロピアの基本商品でほぼ固定化されている。

 牛肉はロピア独自の「みなもと牛」「適霜牛」に豪州産、米国産を絡め、メニュー別に陳列。豚肉はセンター納品と店内加工の双方を扱う。国産は「三元豚」と「神奈川県産ポーク」。輸入は米国産、メキシコ産、チリ産などを扱う。鶏肉は「みなもと鶏」をメインに「甲州新鮮どり」も導入している。

しゃぶしゃぶ用の豚バラ肉はメガパック(約1㎏入り)でも販売

 平台は前方で自社製加工肉、丸物加工肉、ラム肉を展開。中ほどではプルコギなどの味付け肉と輸入牛、輸入豚、後方では馬刺し、鍋物用、鹿児島産「がんこ鶏」、福岡県産「博多地鶏」とテーマ別に固定化された売場としている。

 平場の冷蔵ケースは加工肉が36尺。自社製、生ハム、ハム、ウインナー、ピザなどが並ぶ。とくに生ハムを強化し、輸入物と国産に米国やスイスなどのチーズを関連販売する。

 そのほか、冷凍では新たな自社ブランド「Buyer Selection」として、「国産牛入りコロッケ」(5枚480円、8枚880円)、「メンチカツ5枚」(580円)、「お肉屋さんがつくった豚まん4個」(498円)、「お肉屋さんの牛肉カレー600g」(980円)、「牛すじ煮込み500g」(880円)を展開。新たな戦略商品として展開していきたいというねらいが透ける。

オリジナル商品の「お肉屋さんの牛肉カレー600g」(980円)

 精肉売場は「肉のロピア」のメッセージを強く打ち出し、質感と量感に加えて、商品の「幅」も広がり、ほかのチェーンの追従を許さない売場となっている。あらためてロピアは「精肉」が主役であることを認識したセンスのある売場である。

 後編では日配・加工食品などの売場を見ていきたい。

(店舗概要)
所在地 神奈川県横浜市港南区港南台3-1-3 港南台バーズ地下1階
開店日 2023年12月5日
売場面積 約600坪(歩測)
営業時間 10:00~20:00
駐車台数 850台

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