競合の追随許さない!横浜 「ロピア港南台バーズ店」の生鮮売場を徹底解説
売場面積は約600坪(歩測)とやや大型店だが、売場はやや窮屈な印象だ。とくにレジ周りはスペースがなく、常時混雑している。売場スペース構成比では生鮮が41%、日配が20%と、合計で60%を超える。とくに精肉はスペースを割いており、ロピアらしい売場配置と言える。
入口の青果売場とエスカレーターの間には「ロピア」と「無印良品」が共同運営する「キッチンカウンター」(約20坪歩測)を設けている。同コーナーでは「食」をテーマとしたイベントスペースで、試食や試食販売を実施。調査日はホットドッグと飲料のセットを200円で提供するスタンド式の「ショータズランド」を展開していた。
青果と総菜の売場が隣接
部門別に売場を見ていこう。青果売場は約60坪(歩測)。「無印良品」側から見て左側に総菜売場があり、通常のスタイルとは一線を画したものとなっている。右壁面60尺と平台5本で売場を構成する。調査日は店頭24尺の平台で「あまおう」(2パック1000円)、「とちおとめ」「とちあいか」「恋みのり」(各499円)、「いちごさん」(479円)などを販売。「とちあいか」については、近隣のそうてつローゼンが498円、ダイエーが698円で販売しているが、それぞれ量感が異なる。
そのほか、長洲屋の「ナガノパープル1kg」(1500円)、「冷凍焼き芋200g」(299円)など、冷凍フルーツや冷凍野菜も専用什器で展開しているのも目を引いた。
調査日は、キャベツ、大根、ホウレンソウが各159円、レタスが239円、白菜(1/4カット)が99円、枝付きブロッコリーが1個129円、2個200円と目玉価格で提供。キノコ類はバンドル販売で、鮮度のいい商品をロピアならではの訴求力で提供していた。
隣接する総菜売場は作業場をレジと青果売場の間に配置し、売場と連動させている。冷蔵ケース36尺で「エビのチョレギサラダ(大)」(1180円)、「同(小)」(600円)、「マヨネーズポテト」(580円)、「ミルフィーユローラー」(8個700円)、「沖縄風ソーキ蕎麦」(600円)やプリンなど、グループ企業の利恵産業(神奈川県/小川学社長)の商品を軸に展開している。