オーケー最新店「青葉台店」レポート 冷凍食品売場がさらに進化

2023/03/23 05:55
大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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オーケー(神奈川県/二宮涼太郎社長)は3月7日、神奈川県横浜市に「オーケー青葉台店」をオープンした。同店で注目したいのが、オーケーの冷凍食品売場の進化だ。写真とともに同社の最新の売場をレポートする。

オーケー(神奈川県/二宮涼太郎社長)は3月7日、神奈川県横浜市に「オーケー青葉台店」をオープンした。
オーケーが3月7日、神奈川県横浜市にオープンした「オーケー青葉台店」

高質店が並ぶエリアの
商業施設内に出店

 青葉台店がオープンしたのは東急電鉄田園都市線「青葉台」駅から南西約400m。大型フィットネスクラブ跡を大規模改修してオープンした商業施設「キテラプラザ青葉台」の2階に出店している。

 周辺は、駅隣接の商業施設「青葉台東急スクエア」にはデパ地下の「東急フードショー」が入るほか、店舗から北へ約300mには「成城石井青葉台店」「明治屋青葉台ストアー」が営業するなど、高質な食品を扱う店が競うエリアだ。
 
 売場面積は969.92㎡で、ワンフロアで売場を展開する。オーケーが標準とする、ワンウェイ方式の売場レイアウトを採用している。

売場レイアウトは、オーケーが標準とするワンウェイ方式を採用している
売場レイアウトは、オーケーが標準とするワンウェイ方式を採用している

最終主通路に
冷凍ケースがズラリ

最後の主通路にズラリと並ぶ冷凍ケース
最後の主通路にズラリと並ぶ冷凍ケース

 同店で特筆したいのが、冷凍食品売場だ。

 とくに、レジに向かう最後の主通路では、左手側をすべて冷凍食品売場とした。右手側には、乳飲料、洋日配、総菜売場が並ぶ。冷凍食品と総菜売場が向かい合って展開されていることで、来店客はその日の食卓に並べる商品を冷凍食品からも選べるような利便性のある売場となっていた。

冷凍食品と総菜売場が向かい合って展開されている
冷凍食品と総菜売場が向かい合って展開されている

 二宮涼太郎社長は「冷凍食品はオーケーが以前から強化しているカテゴリーで、青葉店では、売場面積に対して多くの商品を導入した」と話す。

 今年2月7日に千葉県市川市でオープンした「オーケー市川田尻店」は、売場面積が約2600㎡と大型であることから、さまざまな商品を実験的に販売。同店で好調だったものを青葉台店や新店に導入しているという。


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記事執筆者

大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

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