28万SKUをひっさげ、九州のHC「ハンズマン」が大阪進出!最新の売場づくりとは

植芝 千景 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集者)
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地域特性に合わせた品揃えも追求

 今回オープンする松原店の売場面積は約6000坪。2階建ての本館、屋外にある園芸売場、建材館の3つのエリアで構成される。本館1階にはDIY関連商品やガーデニング用品、2階に家庭用品、インテリア用品、レジャー用品を展開。建材館にはプロ向け資材を投入する。

 松原店では九州の店舗同様に28万SKUを品揃えし、さらに、既存店に比べて在庫を豊富に確保することで欠品を防ぎ「お客さまに『ハンズマンに行けばなんでもある』と思っていただける売場を実現する」(ハンズマン大薗誠司社長)。大園社長は「開業後は大阪のお客さまの要望を聞きながら、地域特性に合わせた売場づくりを行っていきたい」と説明した。ただし、建築木材については九州と大阪でニーズの大きい商品が異なるため、品揃えに変化を持たせている。

 松原店はこうした施策により年間来店客数500万人を見込み、接客担当数は既存店より多い約200名を配置する。

 今後、ハンズマンは松原店を皮切りに、大阪や名古屋、東京などの大都市圏へ4年に1店舗ペースで出店を進めていくとしている。大薗社長は「より良い出店地を探していくことが、当社が生き残っていくための条件となっていくだろう」と話し、イオンタウンとは今後も出店にあたって協力体制を築いていきたいとした。

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記事執筆者

植芝 千景 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集者

同志社大学大学院文学研究科(国文学専攻)修了。関西のグルメ雑誌の編集部に所属後、ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。日本酒、特に関西の地酒好き。趣味は、未知のものを食べること。「口に入れてから考える」ことをモットーに、日々さまざまな食べものを味わっている。

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